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パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で2024年12月27日、イスラエル軍の空爆で死亡したパレスチナ人の遺体の傍らで悲しむ女性=ロイター

 イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで今週、3人の乳児が冬の寒さで死亡したと南部ハンユニスの病院の医師の話として、AFP通信が26日伝えた。

 AFPによると、亡くなったのは、生後3週間、生後3日、生後1カ月未満の乳児だという。いずれも深刻な気温の低下が原因だとしている。

 乳児たちが運ばれたこの病院の小児科医は、生後3週間で亡くなった女児について、中東カタールの衛星放送局アルジャジーラの取材に「住んでいるテント内の厳しい寒さで気温が大幅に低下して死に至った」と説明。乳児の父親は、家族で地中海沿岸にテントを張り、砂の上で暮らしていたとし、「毛布が十分になく、寒かった」と話した。

■空爆時にWHO事務局長がイ…

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